概要
弊社のコンクリートポンプは”揺動弁”方式の全油圧式ダブルピストンポンプで、わが国で最初(1978年)に揺動弁の技術を導入以来、改良を重ね、高性能化、消耗品の簡素化、耐久性の向上を図った国産機である。
特長
- 機構が簡単な為、操作性に優れ維持管理も容易である。また、消耗品も少なく、摩耗部品は耐磨性に優れ、補修や再生も
可能である。
- S型トランクに特殊な”自動調整リング”を取付けている為、高いシール性が常に保持されるので高圧圧送が可能である。
また、一般配合のコンクリートやモルタル,スラッジ,スラリーの輸送にいたるまで広範囲に使用出来る。
- 小,中容量ポンプの油圧回路を採用している結果、作動油の容量は80~200ℓと少ない為、消耗品費を
節約出来る。
- コンクリート圧送後の輸送管内の残コンクリートの洗浄は特に長距離でない場合はポンプ自身の水圧送が可能である。
- 3種類の輸送シリンダと2種類の油圧ポンプの組み合わせにより一台の機械で高圧用から大容量まで多目的に使用出来る。
輸送物
輸送可能なコンクリートは配合にもよりますがスランプ約5cmから圧送可能である。最大骨材径は輸送管径φ150mmの場合、約40mm以下から圧送可能である。
仕様一覧
型式 |
MCP703/4 | MCP1003/4 | MCP1404~8 | MCP1407~14 | |
輸送シリンダ径×長さ mm |
φ180×700 | φ180×1000 | φ180~230×1400 | φ200~280×1400 | |
ストローク量(2シリンダ) ℓ |
35.6 | 50.8 | 70~116 | 88~172 | |
油圧シリンダ径/ロッド径 mm |
φ110/φ63 | φ110/φ63 | φ110/φ63 | φ140/φ80 | |
吐出圧:油圧 | 1:4 | 1:4 | 1:4~6.5 | 1:3~5.9 | |
最高セット圧 MPa |
25 | 25 | 30 | 30 | |
理論最高吐出圧 MPa |
6.25 | 6.25 | 7.5~4.6 | 10~6.0 | |
理論最大吐出量 ㎥/h |
50Hz | 25~32 | 25~32 | 40~70 | 75~150 |
60Hz | 30~40 | 30~40 | 50~80 | 90~150 | |
電動機容量 kw・4P |
30 | 30 | 55/70 | 90/110 | |
吐出管径 | 5B S-1 | 6B M-1 | 6B M-1 | 8B M-1 | |
オイルタンク容量 ℓ |
120 | 120 | 200 | 200 | |
重量 kg |
約 3,400 | 約 3,500 | 約 5,500 | 約 7,300 |
注 記
- 上記最大輸送量は理論値なので、コンクリート輸送の場合、実吐出量は約10~20%低下します。
- 最高吐出圧と最大輸送量は同時にもとめられません。
- 仕様は製品改良にともない予告なく変更することがあります。
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